先日、文鳥シリーズ第1弾として、文鳥の歴史や種類、ペットにおすすめな理由などを記事にしました。↓
今回はその文鳥シリーズ第2弾!
雄雌の選ぶポイントや、飼い始めに必要なもの、僕が文鳥を飼育していく中で感じたことをまとめた記事です。
今回は手乗りで1羽飼いにする場合を想定した記事になります。というかウチがそうなので他がわかりません。(今は文鳥2羽います。)
世の中に文鳥好きが少しでも増えますように!
※僕の場合は。という感じなので何かおかしな点あったら教えてください……!
はじめて文鳥を飼う
さて前回の記事を読んであなたは文鳥の魅力にメロメロ。とにかく文鳥が飼いたくて仕方ありません。
ですが、その前に注意点をいくつか。生き物です、責任を持って可愛がってあげましょう。
①意外に長生きです。ちゃんと最後までお世話できるでしょうか?
前の記事でも書きましたが、文鳥は小鳥ながら寿命は6-8年と意外に長生きです。その間環境が変わって飼えなくなることはないでしょうか?
よく考えてからお迎えしてください。
②小さいとはいえ鳴きます。環境は大丈夫?
鳥の中では比較的小さい鳴き声ですが、それでも壁が薄かったりすると、結構お隣さんに聞こえます。
発情期は雌も「キャンキャン」と高い声で、雄は「求愛ソング」を歌うので場合によってはさらにうるさく。環境は大丈夫でしょうか?
③お世話はちゃんと出来る?
お世話する人はちゃんと決めてますか?毎日10分程度とはいえ365日しなくてはいけません。長期の旅行などの場合は誰かに預かってもらうか、ペットホテルに預かってもらうかしなければなりません。
大丈夫でしょうか?
どうでしょうか?
せっかく飼うのならちゃんと幸せにしてあげたいですよね。
大丈夫ですね?それでは本題を。
まず、どこで購入しましょう?
文鳥はどこで購入したいいでしょう。そんなに選択肢が多い訳ではないのですがご紹介。
①ペットショップやホームセンター
一番ベタですね。多くの人はここでお迎えすることになります。良し悪しはネットや口コミで調べるしかありませんが、鳥に強いペットショップというのはやっぱりあります。出来ればアフターケアを考えてある程度鳥のペット用品が揃ってる「鳥に強い」お店で購入してあげたいですね。
②ブリーダーから購入
探せばブリーダーの方から直接お迎えすることが出来るかもしれません。基本的にペットショップよりは安くなりますが、ブリーダーの方によっては飼育環境があまり良くない場合もありそうです。ブリーダーの方によって違いが大きそうなのはデメリットですかね。
ゲージなど別で揃えないといけません。
③知り合いから譲り受ける
ブリーダーの場合と似てますが、元々知ってる方ならば飼育環境や人柄もわかるので安心です。
ゲージ等は別で揃えなければいけませんが、アドバイスなどを受けれるメリットもありますね。
基本的にはペットショップやホームセンターでお迎えになると思います。2羽目以降慣れたらブリーダー等も検討していいかもしれませんね。
文鳥はいつ購入できる??
文鳥が一般的に市場に出回るのは春から秋にかけてです。
文鳥の発情期が関係していて、僕の経験ですと2月後半〜5月、9月後半〜11月頃が旬なイメージですね。
もちろん年中販売をしているところもあると思いますが、上記の時期が一番多く出回ると思います。
では、「春と秋どちらがいいのか?」
ですよね。
敢えて言うなら春でしょうか。
秋だとすぐに寒くなってしまうので、ヒナの場合温度管理をしっかりしておかないと寒くて死んでしまうこともありそうです。
しっかり環境を管理してあげれば春でも秋でもどちらも大きな差はないと思いますけどね。
実際2羽目、3羽目は北国の秋と冬にお迎えしました。2羽目はヒナからでしたし。
雄と雌どっちがいいの?
さて、いよいよ文鳥を飼いに来たあなた。
もちろん文鳥には雄と雌がいます。
見分け方、特徴を挙げてみます。
・雄(オス)の特徴
- 雌より体が大きい傾向。
- 目がやや横長。
- 求愛ソングを歌い、ダンスをする。
- 人に慣れやすい。
- 雌より繊細な性格。
・雌(メス)の特徴
- 雄より体が小さい傾向。
- 目が丸い。
- 人に慣れたかわかりにくい。(積極的な性格でない。)
- 雄より好奇心旺盛、大胆。
- 発情期に注意しないと、1羽飼いでも無精卵を産んでしまう。
こんな感じでしょうか。
どことなく雄は犬っぽく、雌は猫っぽいとも言われます。
雄は歌を歌ったり、ダンスしたりするので、雄の方が人気な傾向かと。ペットショップでも雄っぽい個体から売れている気がします。
雌は卵のリスクがあるので難しいところ。
そして見分け方ですが、ヒナのうちは完全見分けることは不可能です。
上に挙げた「目の形、体の大きさ」でなんとなく判断するしかありません。
雄の方が大きい個体が多いので必然的に元気に見えて、先に売れて行ってしまうような気がします。
区別は成鳥になって、求愛ソングとか作る時期にならないと完全にはわからないんですよね。
ですが、せっかく自分が選んだ文鳥なので、雄でも雌でも可愛がってあげてください。
人間の子供と一緒です。
どの品種がいいの??
前回の記事で主な品種について述べたのですが、実際品種によって良し悪しはあるのでしょうか?
一説によると「原種(ノーマル文鳥)」に近いほうが体が強い個体が多いそうです。
僕のイメージでは
桜、白〉クリーム、シナモン、シルバー
ですかね。
そこまで神経質にならずに自分の好きな品種でいいと思いますが、あえておすすめするならやっぱり桜文鳥か白文鳥ですね。
「ザ・文鳥」ってのを飼ってから他の品種に行って欲しいです。(笑)
ヒナから飼うから、ひとり餌になったら飼うか。
ここが非常に難しい問題。
まずヒナから飼った場合の説明を。
①ヒナからお迎えした場合
↑お迎えしたばかりの白文鳥餌を欲しがってます。
まず、ヒナは一人で餌を食べることができないので飼い主が直接与えなければいけません。
生後何日かにもよるのですが、ペットショップに並ぶのは14日前後からだと思うのでその直後にお迎えすると3-4時間おきに1回餌を与えないといけません。その感覚がだんだん長くなって、平行してひとり餌の練習して……という感じですね。
これが飼い主に出来るかどうかが大きな分かれ道です。
僕は2羽目の文鳥はヒナからお迎えしたのですが当時はギリギリ出来る状況で、なんとか……でしたね。
そのかわり、ヒナから飼育した文鳥は手乗りになりやすいく懐きやすいです。
ヒナの時は成鳥とはまた違う可愛さで、そのときにしか味わえない魅力がありますね。
可能ならヒナから飼ってあげてほしいです。
②ひとり餌になってからお迎えした場合
大体生後1ヶ月と10日前後過ぎると早ければひとりで餌を食べ始めます。その頃に飼えば、1日2-3回の餌やり、早い個体だと餌を与えなくても大丈夫になってます。
ペットショップの方と相談しながらお迎えしてあげてください。
ちなみに僕が最初にお迎えした子は始めペットショップで最初に見たときはひとり餌でなかったのですが、その日にカゴや餌などを購入して、文鳥自体は1週間置いてもらいました。そして1週間後に文鳥をお迎えしました。そのときはひとりで餌を食べれるようになってましたね。
※この辺りはペットショップによって大きく対応が違うと思います。いわゆる取り置きなどは対応していないペットショップも多いと思うので。ケースバイケースでしょうか。
ちなみに僕の一羽目の文鳥はひとり餌になってからお迎えしてますが、今ではとても懐いてくれていますね。ヒナでなくても全く問題なく手乗りになってくれます。
③成鳥をお迎えした場合
これは僕も経験したことないのですが、生後3-4ヶ月もすればほぼ成鳥です。そこでお迎えした場合はどうなのでしょうか。
いろいろ本などを読んでみたら、やはり懐くにはかなり時間はかかるようです。
個体によってはずっと懐かない子もいるそう。
それはそれでその子の個性として大事に育ててあげましょう。
たまにずっとペットショップにいる子とかいますね……。
そういう子はやっぱり懐きにくいと思います。
必要なものは??
さて、飼うにあたって必要ものはなんでしょう。
全部を羅列すると多くなるので、最低限必要なものをご紹介。
※Amazonいっぱい貼り付けてますが、紹介のしやすいからです……。すみません。
①ヒナからお迎えの場合
まずはヒナをお迎えする場合。
ひとり餌ができないヒナが対象です。
価格は大体です。
- 持ち運び用ゲージ 2000円〜
昆虫や魚を飼うときに使うプラスチックケースでもいいのですが、どうせ必要になるので小さいゲージを使ってゆくゆくはお出かけ用にした方がいいかと。ふごが入るか確認。
- ふご700円〜
↑こんなやつです。 ヒナを入れる入れ物。中にティッシュなどを敷き詰めてあげます。
- ヒーター 3000円〜
ヒナには必需品。20Wか30Wがおすすめ。30℃くらいに保たないといけないので出来ればサーモスタットも。
- 温度計 1000円〜
可能なら最高温度と最低温度を記録できるものがいいと思います。デジタルの方が見やすいので安心。
- パウダーフード 500円〜
-
生後2週間〜与える餌。ペットショップで入荷直後にお迎えしたらまずこの餌から。
- あわ玉 500円〜
-
生後3週間〜与える餌。最初はパウダーフードと混ぜてあげます。
- 給餌スポイト 300円〜
これに用意した餌を詰めてあげます。
②幼鳥からお迎えの場合
ここで言う幼鳥はひとり餌を食べれるようになっている個体のことです。
- ゲージ 3000円〜
-
↑は安いやつ。これがないと始まらない。値段はピンキリですが、ちょっと高いのはそれなりに汚れにくかったり、ギミックがあります。でも、最初は安いのでいいと思います。
- 水浴び器 500円〜
置き型とゲージに取り付けるタイプとありますが、僕は取り付けタイプ使ってます。置き型って水跳ねそうで……。
- ヒーター 3000円〜
ヒナと同じもので大丈夫です。
本州住みでも一応持っておいた方がいいかと。
冬はもちろんですが、調子悪そうなときは基本温めが必要なので。春〜秋ならとりあえずなくても。
- 温度計 1000円〜
夏や冬は温度を見てあげた方がいいので一応用意してあげましょう。ヒナと同じくデジタルが安心。
- 菜差し 200円〜
他のものでも代用できますが、一応。
- 布 1000円〜
おやすみ用。ヒーターと併用するなら難燃素材がいいです。遮光性があったほうがいいですが、普通のブランケットなどでも代用可能。
- 餌 400円〜
混合シードと呼ばれます。これも意外にピンキリです。僕は黒瀬ペットフードの「Mania」シリーズを使ってます。結構良いやつみたい。これの半額以下で倍以上容量がある餌もありますが、1羽ならちょっと良いやつ与えてあげてほしいかな。僕も当初は1羽の予定だったのでちょっと高級な餌にしました。って言っても月1000円以下なので。いつのまにか3羽になってましたが。(笑)必ずしてあげてほしいのは「殻つき」の餌にしてあげてください。
- ボレー粉 300円
カルシウムになるやつ。僕は餌に混ぜていますが、別で小さい容器に入れてあげた方がいいのかな?
- 青菜 100円〜
文鳥は青菜を食べます。代表的なのは豆苗、小松菜、チンゲンサイかな。与えてはいけないものもあるので注意!
他にもいろいろあるのですが最低限ってなるとこんな感じでしょうか。
僕も一通りもってます。
逆にこれ以外はほとんどないかな。
病気とかしたらまた違ってきますが、健康な文鳥であればこのくらいでいいと思いますよ。
レッツ文鳥ライフ!
さあ、これであなたも明日から文鳥ライフの始まりですね!
補足…でもないのですが、
僕基本的に形から入るタイプなので、文鳥を買う前にいろいろ本を読みました。というか今でも本出たらついつい買ってしまいますが。
最後に文鳥初心者さんにおすすめの本をご紹介しておきますね。僕もお世話になりました。
Amazonで24レビューで4.9の高評価!(笑)
今買うならこの本ですね。
次回は文鳥の飼い方「ヒナ編」を記事にしたいと思います。
それでは!!