札幌市内もすっかり冬模様ですね。
12月になっても今年は暖かい日が続いていましたが、冷え込みもすごくて1月並みの寒さになることもしばしば。
僕も慌ててクリーニングに出していたアウターをとりだしたのですが……!!
心もとないアウター軍…!!
現在僕の手持ちだと北海道(札幌)の厳冬期に戦える戦力は1着のみ。
あとは、ライトアウターにいろいろ着込んだりすれば、まあ……という感じ。
北海道でなくて本州であれば着込むスタイルでも良いのだけど、もう一着くらいザ・アウターみたいなやつ欲しいところ。
このままでは現役の冬アウターへの負担が大きい!!
というわけで冬に使えるアウター、購入しました!!
GLOVERALL(グローバーオールル)✖️JOURNAL STANDARD 別注 ERIZA(エリザ)
引用-https://baycrews.jp/item/detail/journalstandard/blouson/18020610002330
今回僕が購入したのはダッフルコートと言えばこのブランド!なグローバーオール。
ご存知の方も多いかとは思いますが、まずはこのブランドについてご説明します。
GLOVERALL(グローバーオール)
グローバーオールはイギリスのブランドで元々は終戦後に不要になった海軍のダッフルコートや手袋を販売していた会社です、その後に自社でも生産販売を開始。ダッフルコートをファッションアイテムとして定着させたダッフルコートの元祖というべき歴史あるブランドなのです。
いやあ、元祖ってところに弱いなあ……。
LLビーン然り。
なんだかロマンがあるよね!
実はグローバーオールのダッフルコートは数年前から欲しいと思っていて、去年は試着もしていたのです。
いつかのブログ運営報告で今年の冬に欲しいモノで言及していたけど、まさか本当に買うとは……。(笑)
後述しますが、お値段も少なくとも僕にはなかなかハードルの高いお買い物でした。
でも、気持ちとして妥協して少し安いモノを買うよりかは自分の中で納得出来るモノを購入したい!と思って身を切る思いで購入!
2-3年購入を考えていたから、分割で払った気持ちになれば……。心も少しは安定するかな。(笑)
そんなグローバーオールのダッフルコートの中で僕が購入したのは、今期から販売となるエリザというモデルのジャーナルスタンダード別注品を購入しました。
グローバーオール エリザ 別注レビュー!!
それでは本題のレビューをしていきます。
まず、新しく発売になったモデル「エリザ」。
このモデルはグローバーオールの代表的なモデルでファッションとしてのダッフルコートの元祖と言われている「モンティ」というモデルを現代的にアップデートしています。その特徴が以下の通りです。
引用-https://www.beams.co.jp/item/beams/coat/11190348095/
・着用時に袖通しの滑りをよくするための袖裏地を配置。
・縫い代を総パイピングにした丁寧な仕上げ。
・ハンガーテープに「MADE IN ENGLAND」のネーム。
・従来のオリジナル設定より袖を前振りに変更。
これにより、アームのホールド感と肩ぶれを防ぎ、且つ着用感のアップと運動量のキープを実現。
・フードはデタッチャブル仕様で様々なオケージョンに対応可能。引用-https://baycrews.jp/item/detail/journalstandard/blouson/18020610002330
そしてさらにジャーナルスタンダード別注のポイントが以下になります。
・通常はトグルボタンにホーンを用いているが、MONTYオリジナルのウッドを採用。
・同様にボディ防水、耐摩擦、発色性に優れたBOILED WOOLを採用。引用-SHOPhttps://baycrews.jp/item/detail/journalstandard/blouson/18020610002330
ちょっとややこしいのですが、元々グローバーオールには定番で「モンティ」というモデルが存在し、そのアップデート版が「エリザ」です。
エリザは今季から新発売のモデルなのですが、早速別注をジャーナルスタンダードが作りました。
で、僕が購入したのでその別注モデルというわけです。
比べて見るとわかりますが、ジャーナルスタンダード別注のエリザは元となったモンティにより近い仕上がりですね。
通常のエリザの素材がわかりませんでしたが、ジャーナルスタンダードが別注のポイントにしているということはウールでも種類が違うのかな?
価格は税抜き80000円。
僕にとってはめちゃくちゃヘビーなお値段だぜ………!!
カードにサインする手が震えたよ。
おお神よ……。
ちなみにジャーナルスタンダード別注より元となったエリザの方が少し(2000円程)高いという謎仕様。
ウールやトグルの素材の違いとかかな??
実物着用レビュー!
僕が購入したのはベタベタにベージュ。
他のカラーに「カーキ(結構黒っぽい)」「ネイビー」「イエロー」があります。
色も結構悩みました。
イエローは個性的でちょっと厳しいけど、ネイビーやブラック(っぽいカーキ)も使いやすいとは思いました。だけどこのコート、かなり丈の長いコートなので暗い色だと印象が重たくなりすぎるかなあと。
ベージュはカジュアル過ぎる気もしましたが、一応「一生モノ」というつもりで購入したので、今からそこそこ老けた僕の渋さ(?)がベージュのカジュアルさでいい感じに調和されたらいいなあと思ってベージュに決めたのでした。
サイズは「46」をチョイス。
僕は身長173cmで体重は65-68kg程。
他のサイズは「44」「48」があります。
サイズも悩んだなあ……。
ジャストサイズなのは44だったのですが、下に肌着と薄手のシャツだけ着て、かなりのジャスト。その上にニットやカーディガンは着れそうにありませんでした。肩も結構辛かったな。
少しゆとりを持たせることを優先してサイズアップを。着丈が伸びてしまいましたが。
着るとこんな感じです。
着丈長い!!これでダークな色だったらかなり重厚感でてたからベージュで正解かな。
後ろからはこんな感じ。
トグルを開けた感じはこう。
デザイン的にはほぼモンティを踏襲していますね。
パッと見で違うのはやっぱりフード部分。
取り外して2WAYで使えるようにモンティではなかった襟があります。
これが「“エリ”ザ」たる所以……!!襟だけに。
まあ、ステンカラーコート風にも着れますよってことですね。
フードを取るとこう。
これはこれで結構いい感じかな?
ダッフルなのかステンカラーなのかって感じですが。
後ろから。やっぱり印象変わりますね。
細かいポイントもご紹介!
さらに細かく見ていきましょう。
ポケットは左右に2つ。
モンティの特徴であるウッドのトグル。パッと見でモンティっぽいデザインといえばコレ。
トグルボタンが3つと少なめなのも特徴かな。
ボタンの代わりに(?)裏地に足がバタつかない用のストラップが。
正直なところよっぽと冬に外を歩き回るとき以外は使わないと思いますが、昔のディテールをそのまま踏襲している感がナイスなポイント。
袖裏にはコットンですがモンティにはなかったライニングがあり、袖通しのしやすさがアップ。
ってモンティ持ってないので比べてないけど。
ハンガーテープにmade in England表記。
今なおイングランドで生産されています。
素材はアップだとこんな感じ。
防水、耐摩擦、耐久性に優れた「BOILD WOOL」を使用しています。
とはいえ、モチロン昨今のハイテク素材には劣ると思います。シエラデザインの60/40クロスと同じく古き時代の工夫が現れている素材でしょうか。
ざっくり特徴を紹介しました。
デメリット(個人的な)も言っちゃう!
グローバーオールの購入を考えている方、少なからずいるでしょうが、大きな買い物であるので正直なところデメリットも知りたいのではないでしょうか?
僕が個人的に感じたデメリットを解説します!
①着丈が長い!!
まあ、買っといてなんですが着丈がながいなーと。
僕の購入した46サイズで106cm!
膝ちょい下までいきます。
僕より身長低い方はかなり厳しくなるかも。
ちなみにあとから知ったのですが、ジャーナルスタンダード別注でない通常のエリザだと同じ46サイズでも着丈が102cmと4センチ短かかったです。
早く言ってよ……。
でも、モンティ仕様ではないから難しいところだなあ。
②まあまあ重い!!
ジャーナルスタンダードのサイトによると重さは46サイズで「2075g」!
今まで特別軽量なウェアを好んでいたわけではないのですが、アウトドアブランドを好んでいるということもあって、それなりに軽量のアウターで冬も生活してきた僕にはなかなかの重さ。
オシャレは我慢とはこのことか……!
③フードと襟の重厚感!
「フードが取り外せてステンカラーコート風に!」というのがこのエリザというモデルの特徴の一つではあるのですが、それ故の弊害といいますか。フードと襟が重なった首回りはなかなかのボリューム。(個人的に)モンティの方がフード周りだけで言うとスマートかなあ。
④バックパックが背負いづらい!
上記のデメリットは試着もしましたし、ある程度織り込み済みだったのですがこちらは誤算!
僕は普段出勤する時はバックパックなのですが、購入当日はトートバッグだったということもあって、日常ではバックパックを背負うことを忘れていました。
実際背負ってみるとコートの厚みでなんとも違和感。(笑)背負えないこともないですが。
あと、アウトドアテイストなバックパックとダッフルコートって絶望的に合ってない。(笑)
冬はバッグ変えるか、トートにしようかなあ。
⑤あと、高い!
ある意味一番の問題なのか。
一番問題にならないのか。
重量も価格もヘビーなグローバーオール。
僕にとってはかなり大きな買い物でした。
メイドインイングランドとブランド代と考えればこんなものなのでしょうか。
結局どうなのか?
まーデメリットが出るわ出るわですが、結局のところ良い買い物でした。素材的にも大事に使えば10年とか使えそうですし、経年変化が如実にあるわけではないでしょうが、使い込んでいくうちに自分に馴染んだコートになっていったらいいなあと思っています。そう考えると価格もセーフかな。ギリギリ
ダッフルコートは今年プチ流行していますが、アイテムとしては定番ですし、流行りのビックシルエット過ぎるというわけでもないので長く着ていこうと思います。
やっぱり歴史あるブランドというのも個人的にはポイント高いです。そういうの好みなので。
たまーに(年単位で。)使用経過を報告していこうかと思います。
おすすめ!マストバイ!
とか簡単に言える価格ではありませんが、良いものではあると思いますし、購入を考えている方の参考になる記事になってたら幸いです。
それでは!