先日購入した、マーガレットハウエル別注バブアーのA7(インターナショナル)ジャケット。
妙に長い記事になったので、前回を前編ということにして、後編として今回も続きを書いていこうかと思います。
今回は実際の着用画像(着こなしではなく、あくまで着用画像、という予防線を笑)と、デメリット、というかバブアーを購入するにあたっての、皆さんが気になるところであろう、取り扱いにおける注意点と、僕の感じたイマイチなポイントをまとめようかと思います。
こっちの記事読んでから読んでね↓
マーガレットハウエル✖️バブアー 着たらこんな感じ!
おさらいですが、僕が購入したのは「マーガレットハウエル✖️バブアーの別注アイテム A7(インターナショナル)ジャケット」です。
サイズはSサイズ、ですがサイズ感はオリジナルの方なので大きめです。
日本の一般的なサイズだとXLくらいではないでしょうか?
着用画像!と銘打ってみたものの、特に語るようなこともないなあ。
説明出来ないよ。
着たらこんな感じです。
一つポイントをあげるとすれば、せっかくのマーガレットハウエル別注なので、カジュアル過ぎるデニム等と合わせるよりかは、きれい目なパンツを選んだ方が良い感じになります。
勿論デニムでも良いのですが、カジュアル過ぎないワンウォッシュなんかが良いのでは。
ジップを閉めるとこんな感じ。
わかりにくいですが、少しモッズコート感あるかな。
後ろから。
横からの写真撮ってたので、一応。これが一番マシな写真な気がします。(笑)
フードを取るとこんな感じです。
後ろから。
如何でしょうか?
一応言っておくと、写真では魅力半減です……。
実物はモデルの悪さを差し引いても、もっとカッコいいんだよ!
それはさておき、バブアー自体元々は競技やスポーツ、アウトドア出自のモデルが多いとは言え、皆さんが購入時に理想として思い浮かぶのは、イギリス人が曇り空(なんなら雨の)下、スーツスタイルで、髭生やして、タバコなんかもふかして………。
というイメージではないでしょうか?
なので、ルーツ的に考えればはカジュアル……というか土臭いファッションにも合うのですが、今日の流行(というには、あまりにも定番になっていますが)を考えるのであれば、スーツスタイルやきれい目でも全く問題ないという、ある意味相反するスタイルでもマッチするアウターですよね。
不思議なもので。
その中でも、マーガレットハウエルの別注に関しては、ブランドの特徴も考えると、シンプルなスタイルが合うと思います。
みんな気になるバブアーの取り扱い、手入れ、デメリットなどなど
ここからは「僕もバブアー欲しい!」となった人が最初にぶつかる壁であろう、取り扱い上の注意や、僕が着用していて感じたデメリットなどをご紹介します。
①バブアーの取り扱いについて
このあたりはいろいろネットでまとめてる方もいるので、いろいろな話が聞かれる部分ではあるとは思います。
注意すべきポイントは?
調べた感じ、ざっくりですが取り扱いで注意するポイントは以下の項目かと思います。
・洗濯出来ない(クリーニングも専門店以外はNG)
・ブラッシングをこまめにする、コーデュロイの襟部分もブラッシング
・しつこい汚れを取る際はスポンジを「水」で濡らして
・基本風通しの良い場所に干す
・クローゼットにしまう際は、通気性の良い不織布のカバーがオススメ
こんな感じでしょうか。
まあ、注意ポイントは普通と言えば普通ですが、バブアーに関してはこの普通を守ることが超重要。
洗濯もクリーニングも基本的に出せないとなると、酷く汚したら絶望的な気がしますが……。
大きく集約するとポイントは1つ!
そして数ヶ月着用して、僕の感じた注意ポイントは大きく集約すると1点にまとめられます。
それは………「カビを生やさないこと。」
多分、これが一番重要なのではないでしょうか?
これをやってしまうと、根本的には専門店へのクリーニングしか解決策がなくなるような気がします……。
いろんな方のブログを覗いてみると、そこそこのm確率で「カビを生やしてしまった!」という既述が見つかります。
これが特に、オフシーズン中にクローゼットに入れていて、カビが発生したというパターンが殆ど。
確かに、シーズン中はある程度の間隔で着ていれば、カビの繁殖を抑えられるのかもしれませんしね。
なのでオフシーズンでも、月1回くらいは風を通してあげると良いかもしれせん。
あとは、ブラッシングやスポンジでのお手入れも、汚れは勿論、オイルの酸化を遅らせて、臭いやカビの発生は抑えるという意味もあるはず。
これがなあ……僕の住まいだと結構注意しないといけなさそうです。
ウチは何もしてなくてもカビ生えるので。(笑)
②結局リプルーフは必要
とは言え、どんなにちゃんと手入れをして、風通しの良い場所で保管しても、オイルの酸化は最終的には避けられないので、使用頻度や環境にもよると思いますが、数年に1度はオイルの入れ直し、リプルーフが必要となってくると思います。
オイルが抜け過ぎると、防水性と耐久性が低下するようなので、「オイルが抜けたバブアーを自分で育てたい!」という方以外は基本はオイルを入れる方が良いかと思います。
一応ネットでもリプルーフ用のオイルは販売しているので、自分でオイルを入れることも可能は可能なのですが、古いオイルを綺麗に抜いて、新しいオイルを綺麗に入れるという行為は素人ではなかなか難しいもの。
勿論自身でしている方もたくさんいますが。
自分で出来ないよ!という方には、前述しましたが専門店の出番です。
株式会社ラヴァレックスというクリーニング店。
バブアーの他にマッキントッシュ等のクリーニングも受け付けている専門店です。
ちなみにですが、クリーニングとオイルのリプルーフで税抜¥12000〜。
まあ、高いですがしょうがない気もしますね。
仮に格安でオイルドクロスのバブアーを入手した方がいたとしたら、高く感じるかも……。(笑)
ラヴァレックスはバブアーのクリーニングの他に補修等も行っており、バブアーは一生付き合える服であると改めて感じました。
まあ、補修をたくさん行ってつぎはぎだらけのバブアーは、着る場所を選びそうですが、ロマンはありますよね。
本来の出自的にはそういうモノですし。
以下は株式会社ラヴァレックスのサイトです。
株式会社 ラヴァレックス | 職人の手によるマッキントッシュとバブアーの専門クリーニングとメンテナンス
バブアーのデメリット
取り扱いの時点でデメリット的なことも存分にお伝えした気がするので、重複する部分もあるかと思いますが、僕が数ヶ月着て感じたバブアーのデメリットも一応述べておきます。
なんかディスり過ぎて……これは最早愛じゃないか?と思ってきました。(笑)
①ホコリ付きすぎ問題
はい、まずはこちら。
写真だと少しわかりづらいなあ……。
まあ、オイルドクロス使用しているので言わずもがなですが、埃はバシバシ吸着します。
なんならお店で並んでる時点で、ニットのそばとかに陳列されているバブアーは、それなりな姿になっていることもしばしば。(笑)
僕のバブアーも、それなりに埃が……。
日々のブラッシング等である程度は除去出来ますが、オイルドクロスの製品と付き合う限り永遠に起こる問題でしょう。
②耐久性は少し不安
これはまだ数ヶ月の着用では不明瞭なところなのですが、個人的には耐久性、というか袖口等の破れ等は結構早く起こるのではないか?と予想しております。
数ヶ月着用した袖口の写真ですが、現時点でも若干不穏な感じ。(笑)
公式サイトによると、裾や袖口等のオイルの抜けやすい箇所から破れも発生するらしいので、「そろそろ全体的にオイル抜けてきたし、オイル入れるか!」となった際には、袖口や裾は既に結構ダメージ入ってるのではないでしょうか?
オイルを入れると耐久性が戻るということなので、対策としては個人的にオイルを購入して、オイルが抜けやすい箇所にこまめに塗るとか?
でも、バブアーのオイルって少しずつ使えるモノなのでしょうか……。
一回開けたら……使い切らないといけない可能性も高そうです。
古着や少し年季の入ったバブアーが大体袖口や裾に破れがあるのも、この仮説が正しいことを証明している気がします。
割り切ることが一番良いのでしょうが。
③ポケットが使いづらい
ここで言う使いづらいというのは、ポケットに手をインしづらいということです。
これは僕の購入したインターナショナルジャケットの話になりますが。(正確にはマーガレットハウエルの別注ですが。)
腰部分の左右にポケットがあります。
こんなの。
これを開くとこのような感じなのですが、フラップの部分が深過ぎてポケットに手がインしづらいんですよね。
手を入れるとフラップ部分がクシャッとなって、みっともないというか。
ポケットに手を入れておいて、みっともないもないですが。(笑)
定番モデルのビデイルだと、胸の部分のハンドウォーマーで解決出来ると思うのですが、インターナショナルジャケットはついてないんですよねえ。
ちなみにその分収納力は高くて、長財布もちゃんと入ります。
④着てると思ったより空気こもる
これはオイルドクロスならではの問題でしょうか。
札幌の今(12月下旬)の気温であれば、外に出てる分には気になりませんが、中途半端に寒い、たまに暑いみたいな季節だと結構気になります。
なんというか、こもってるんですよ。(笑)
今まで様々な洋服着てきましたが、明らかに初めての体験。
なんというか、こもってるんですよ。(2回目)
それが激烈に不快か?と言われればそうでもないのですが、あ、これは風通しの良い場所に干さないとやばいやつだな!と言葉ではなく、心で理解出来たっていうか……プロシュートというかペッシというかです…。(?)
デメリットというわけではないのかもしれませんが、なんか「あっ!」ってなるやつです。(笑)
⑤風は防ぐけど、冷気はそのまま
バブアーは防水性、防風性、耐久性に優れているというのは周知の事実かと思います。
インターナショナルジャケットなんて、バイカーが使用していたくらいですからね。
では、保温性はどうか?ということですが、正直あまりない。と言えるでしょう。
勿論防風性が高いので、本州であればそこそこ真冬でも戦えるハズ。
しかし、僕が住む場所は札幌。
体感的には、0℃を下回るとバブアーの下にシャツだけでは、かなり厳しいです。
これもオイルドクロスだからだと思うのですが、バブアー自体が冷えてるような感じですね。
風はこないけど、バブアーは冷え冷えみたいな。
コットンや化学繊維の服では、あまりないのではないでしょうか?
ただ対策もあって、つまり保温出来れば良いのですから、インナーダウンなんかは最適解かと思います。
インナーダウン持ってないですけどね!
それに、バブアー着てるのに中にインナーダウンって、なんか無粋な気がしませんか?(笑)
ここはトラディショナルなインナーを着たいところです。ウールのベストとか、カーディガンとか。
バブアーって一応ジャケット用のライナーも販売しているのですが、僕のジャケットは取り付けに対応してないんですよねえ。
⑥そこそこ重い
これもオイルドクロスならではの……ってそればかり言ってますが。(笑)
まあ、コットンにオイルを塗り込んでいる生地なので、それは重いでしょ!っていうね。
僕のインターナショナルジャケットの重量は不明でしたが、定番のビデイルで1200g、1.2kg程です。
当たり前ですが、ダウンジャケットと比べるとズシッとくる感じはあります。
勿論問題なく使用出来るレベルなのですが、軽量さがウリのアウターを長く着用していた方は最初重く感じるかもしれません。
ちなみに僕は重量2kgオーバーのグローバーオール で鍛えていたので、大丈夫でした。(笑)
バブアー…お前、なんて面倒なやつなんだ!でもそこが、好き!
さて、いろいろバブアーについて書いてきましたが、後半はなんかすごくディスっていた気がします。(笑)
これ読んだ人がいたら「やっぱりバブアー買うのやめよう。」ってなりそうな気がしてきた……。
ただ前述もしましたが、僕が色々書いてるのは、これはも愛なので。(笑)
今年もそうですが、ここまでバブアーも流行ってると「流行にのって購入したはいいけど、オイリーだし、寒いし、重いし、洗えないし!バブアー最低!」みたいな人が出てきても、おかしくない気がします。
って購入して数ヶ月の僕が偉そうにいうのもなんですが……。
まあ、自分への鼓舞というか、エールみたいなところもあります。
なにせ、僕は普通の服でもカビを発生させてしまうことがあるので……。(笑)
とにかく、安易な考えで購入すると、カッコ良さと同じ分痛い目にもあわせてくるのがバブアー。
購入前に、用法要領をよく守ってご使用くださいということです!
それを踏まえて僕が言いたいことは、みんなバブアー着ようぜ!ということ。
面倒だけど、その分愛着も湧くハズです。子供と同じですね。
10年後に、つぎはぎになったバブアーを着ていたいものです。
絶対古着屋に売ったりしないぞ!
……最早何を言ってるか分からなくなってきたので、今回はこの辺りで、それでは!