こんにちはピコポです。遂に(?)本のご紹介です。僕は自他共に認める本、本屋好きでして、いよいよ7記事目にして本領発揮と言いますか。本だけに。
そんな記念すべき1冊目はこちら↓
ぼくのにゃんた 鈴木康弘
作者の鈴木さんは本業現代アーティストの方で代表作として、「遊具の透視法」や「まばたきの葉」などがあります。
そして2016年に今作「ぼくのにゃんた」で絵本作家としてデビュー。デビュー作ながら素晴らしい絵本だと個人的に思います。もっと売れろ!
絵本なので1-2分で読めてしまいます。読めてしまいますが、最後には良い余韻が残る作品になってます。ストーリーとしては「ぼく」と飼い猫の「にゃんた」のお話です。
※注意※以下若干ネタバレです。まあ、絵本なんでそんなに影響ないですが。
ぼくのねこ「にゃんた」はちょっとかわったねこなんだよね。いつも何かになっているんだ。「ニャンバランス」のスニーカーになったり、「ニャンタクロース」になったり、「ニャンドセル」、「木のまにゃいた」、「木のねっこ」にもなる「にゃイス」なにゃんた。でも、ある日にゃんたは驚いていなくなっちゃた………。そして。
まさしく子供から大人まで!な絵本
まず、言葉遊びが面白い!シンプルながらも味のある絵もいいですね。子供はいろいろなモノに変身するにゃんたに大喜びでしょう。最後の展開はいろいろ考えれる内容です。そのままの解釈でにゃんたが戻ってきてハッピーエンドになったよ。と受け取ってもいいし、にゃんたはいなくなっちゃったけど、いつでもずっとそばにいるんだよ。っていう解釈でも良さそう。読む人によって受け取り方が変わりそうなラストです。いやー、僕はここで毎回グッときますね。ジワっと広がる感覚がたまらないです。………グッとかジワっとかばかり言ってますが。
普及活動せねば
「この本はまだまだ世に広がるべき!」という思いにかられて奥さんにプレゼントしてみたり、いろいろしているのですが、いまいち広がってる実感がない……。
こうなれば、グッズ化でしょう!アーティストでもある鈴木康弘さんデザイン監修の元、ただのキーホルダーとかではなく、作中ににゃんたが変身したモノ……「ネッコレス」や「ドーニャツ」、「ネコタイ」などを「ぼくのにゃんた」好きも唸るクオリティで仕上げて欲しいものです。一応知らない方向けに普通のぬいぐるみも制作してもらう感じで。どうでしょうか?鈴木さん、ブロンズ新社さん!
という妄想もはかどるほどの愛着を持っております。まだ読んだことのない方は是非読んでみてくださいね!
絵本と言えば今はヨシタケシンスケ!よかったらどうぞ↓