絵本、漫画ときてまた絵本ですが……。
今回は近年で一番勢いのある、と言って過言でもない絵本作家のヨシタケシンスケさんのご紹介です。
一般的にはどのくらい浸透しているんですかね?
僕の印象だと一般書店でもコーナーとは言わないまでも、いくつかの作品は面陳列(表紙を見せて陳列)されていると思います。
大型書店なら1棚で「ヨシタケシンスケ棚」があって当たり前、くらいの作家さんだと思いますね。
そんなヨシタケシンスケさん、どのような経歴なのでしょうか??
ヨシタケシンスケさんって??
1973年生まれでイラストレイターとして児童書の挿絵や広告のイラストをしてきたヨシタケシンスケさんは2013年に初のオリジナル絵本「りんごかもしれない」を出版。
りんごを中心に様々なアイデアを展開する絵本です。後に発想絵本シリーズとされるこの作品で絵本雑誌の「MOE」が毎年発表する「絵本屋さん大賞」で大賞を受賞します。
その後も絵本を発表しては話題になり、賞も取ったりし、一躍人気絵本作家になりました。
2018年現在も一番と言っていいほどの人気な作家さんです。
作品はどんな絵本があるの??
続いてヨシタケシンスケさん作品のご紹介です。
だいぶ著作も増えてきまして全ては紹介しきれませんが、代表的な作品ご紹介します。
※すみません、Amazon貼りまくりです……。
なんかいい紹介のしかたあるんですかねえ……。
まずは「りんごかもしれない」代表される発想絵本シリーズです。
代表作といってもいいこちらの作品。
MOE絵本屋さん大賞2013の大賞でもあります。
りんごひとつから展開するヨシタケさん発想力が素晴らしいですね。従来の絵本のようにストーリーあるわけでもないのですが、子供も大人も楽しめる内容なのがまたいいです。
続いて発想絵本シリーズ第2弾はこちら↓
自分のニセモノ ロボットを作っていろいろやってもらおうとするけんた。ロボットはよりけんたに近づこうとけんたのことをいろいろ聞いてきてた。僕って一体なんだ!?ーーーーー
自分らしさを知るきっかけになるような本です。
ちょっと哲学的な内容なのも大人が楽しめる要因ですね。
さらに第3弾↓
死んだおじいちゃんの家からノートがでてきた。
おじいちゃんは死んだあとしたいことを考えていたみたい。ーーーーーー
避けがちな「死」というテーマながら不思議な爽やかさがあります。
生きてるうちにみんなで「死」について話してみよう。きっとそれは悪いことではないはず。
続いてはこちら↓
こちらもMOE絵本屋さん大賞2015の大賞に選ばれました。
子供がハナをほじったり、ストローをかんだりするのにはちゃんと子供なりの理由があったんです。ーーーー
ちなみにこちらの第2弾として「ふまんがあります」という絵本もありますよ。
ここから少し小さなサイズ本になります。
よりシンプルな絵と構成が多いですかね。
まずはコチラ↓
またまたMOE絵本屋さん大賞2016の大賞を受賞した作品です。服が脱げなくなっちゃた……もう結構経つぞ、でもこのままでもなんとか大丈夫かも!?
発想絵本シリーズより子供向けになってるかなという印象です。
ヨシタケシンスケさんの魅力的な絵をしっかり楽しめる絵本です。
ちなみにこの年絵本屋さん大賞は2位もヨシタケシンスケさんの「このあと どうしちゃおう」でした。
凄いですね……。
そしてコチラ↓
なんとなんと去年の絵本屋さん大賞2017大賞もヨシタケシンスケさん!
いろんなものに変身するなつみとそれを当てようとするおかあさん、テンポが良くていいですね。
ちなみに3位もヨシタケシンスケさんの「つまんない つまんない」でした。↓
絶対王者ぶりが……凄すぎ。
この他パパにパパになったヨシタケシンスケさんの初心者お父さんエッセイマンガ「ヨチヨチ父」。
大人向けの、特に本屋好き向けの本だと、ヨシタケシンスケさんの妄想書店が描かれる「あるかしら書店」。
さらに変わりダネだと、ヨシタケシンスケさんが駆け出しのイラストレーターだったころの イラスト集を復刻した「デリカシー体操」という本もあります。↓
これからの活躍にも期待です。
ちょっと駆け足でおススメをご紹介しましたが、大人が読んでも楽しめるのもヨシタケシンスケさんの絵本の特徴です。一度見たら忘れないキャッチーなイラストも人気の一つでしょうか。
これからも絵本界では第一線で活躍される作家さんだと思うので、みなさんも是非一度読んでみてくださいね。
僕の個人的なおススメは
「ぼくのニセモノをつくるには」
「このあと どうしちゃおう」
「あるかしら書店」
あたりですかね。あくまで個人的になので、参考までにということで。
それではまた!