「坂本龍一さんの新しいアルバムが素晴らしくてため息をついている。」
と自身のnoteで書いたのはゴッチことアジカンの後藤正文さん。
ドサクサ日記 1/9-15 2023|Masafumi Gotoh|note
坂本龍一さんの新譜が2023年1月17日に発売します。
「新譜かあ。」1日程考えてその新譜を予約しました。
前置き
僕の中で坂本龍一さんといえば、YMO、戦場のメリークリスマス、エナジーフロウ、ウラBTTB、教授。
ってな感じで。
完全に「にわか」です。
いくらゴッチのファンとはいえ、普段アレコレとゴッチがアーティストを紹介してても買うことはまずないです。(なんて言い切るのもアレですが)
ちなみに新譜のCDティザーというか予告の動画も観てません。
何故坂本龍一さんの新譜の購入を決めたのか?
ということを少し考えるなんともいえない記事です。
結局のところ
購入を決めた自分の心理を正直に考えると。
『病と戦い、人生、あるいは音楽人生の終わりを見据えてるアーティストであると感じたから購入を決めた』ということだろうと思います。
そうでなくては上記程度の知識しかない僕が突然購入に至るということにはならないだろうし。
とはいえ『病と戦うアーティスト』という括りなら世の中探せば他にもいると思います。
その中で坂本龍一さんの新譜は購入を決めた。
つまり、自分の中で坂本龍一さんに興味自体が元々あったということだとは思います。
病気のことも知っていたし、年末の配信も観ようか少し悩んでたということもあって、ダメ出しで新譜。
少しづつ背中押されてる感じも、勝手ですがあります。
収録曲のタイトルは全て書き下ろした日付であり、本人も以下のように語ってることも購入する動機を肯定されているように感じることが出来ました。
「これはそういう新譜である。」と。
それまでは音を出すどころか音楽を聴く体力もなかったが、その日以降、折々に、何とはなしにシンセサイザーやピアノの鍵盤に触れ、日記を書くようにスケッチを録音していった。
スケッチを選びアルバムとしてみた。何も施さず、あえて生のまま提示してみる。今後も体力が尽きるまで、このような「日記」を続けていくだろう。
とはいえ、人の人生(生き死にや生き様)をエンターテイメントとして楽しむことに加担しようとしている自分に罪悪感を感じます。
ですが本人やその周りはむしろ肯定しているようにも感じるし、はるか昔から似たようなことが行われてきてるので僕が思うことへの今更感もあります。
生誕〇〇年記念とか、没後何年とか。
そう思えば今まで散々やってきた側だったなと。
高橋幸宏さんの死
リリースを直前に控えてYMOのドラムである高橋幸宏さんが亡くなったニュースがありました。
新譜の収録曲自体は1年前の作品が多いし、作品自体も前年には完成していると思うのですが、このタイミング。
こうして関係ないことを結びつけたがること自体が既に毒されてるとも言えますが。
毒されてるという表現もおかしいような。
勝手に僕が思っているだけで、毒は僕自身なのでしょうか。
ああ…全然まとまらず時間切れ。
不誠実ですね。
そういったいろいろを考えながら明日、もしくは明後日に届く作品を聴きたいと思います。