どうもピコポです。
今回は本のお話です。
前回はデザインの本のご紹介でしたが↓
今回も少し似てるかな?
でも、どなたでも楽しめる本です。
さて、みなさん広告コピーって聞くと何が思い浮かぶでしょうか?
やっぱり最近は「バイトするならタウンワーク」ですかね?
「NO MUSIC NO LIFE」も有名ですよね。
世の中の企業のブランディングや商品の宣伝として作られている広告コピーですが、プロのコピーライターの方々が真剣に考えているからか、有名な広告コピーにはどこか心に引っかかる要素があります。
広告コピーを見る側の立場や環境によっても感じ方が違いますよね。
そんな広告コピーの魅力を手軽にたくさん感じれる本が今少し話題です。
今回ご紹介するのはこちら。
毎日読みたい 365日の広告コピー
この本、2018年1月20日のTBSの番組「王様のブランチ」でブックランキングの1位で紹介されていまして、今ジワジワと話題になっています。
帯は豪華に松浦弥太郎さん。
今までも広告コピー本はありましたが、
ここまで見た目に華があって手に取りやすく、値段もお手頃なのは珍しいです。
出版社はライツ社。聞いたことのない方が多いのでは??
まずはライツ社から簡単にご紹介します。
ライツ社とは?
兵庫県で2016年に創業した、まだとても新しい出版社です。
「write」「right」「light」という3つのライトから「書く力で、まっすぐに、照らす」
という思いで「ライツ社」としているそうです。
出版不況と言われている近年ですが、
ライツ社のホームページみるだけでも、とても熱い想いを持っている出版社さんなんだということがわかります。
刊行書籍もまだ少ないですが、これから応援していきたくなる、そんな出版社ですね。
そして今回紹介する本はライツ社の出版物では現時点(2018年2月)で最新の本です。
それでは本題の本の紹介をします。
毎日読みたい 365日の広告コピーの魅力。
僕が読んでみて個人的に感じた魅力を書いてみます。
①(多分)今までにない365日分という枠。
広告コピーの本は今までもたまに出版されていましたが、(パイインターナショナルさんとかが有名かな。↓)
この本は日めくりのように1/1ー12/31の365日分の広告コピーを収録。収録数も多いですが、ポイントは
新年なら新年にふさわしい広告コピー、クリスマス前後なら恋人などに関する広告コピー、夏なら夏っぽい広告コピー、と季節や日付に合わせた広告コピーを載せています。これは今までにないアプローチです。
②量が多くて値段はお手頃。
広告コピーの本ってカラーでそのコピーの写真まで使うと結構値段が高くなりがちです。(カラーが高いのは広告コピーの本に限らないですが…。)
この本には365個の広告コピーが載ってますが、写真はほとんどなくテキストのみにして、あえて値段にこだわっている感じますね。それでいて、紙の色は月ごとに変えていて、見栄えは損なわれていません。
税抜きで¥1850円、込みで¥1998。どう考えても狙っているでしょう。
③ギフトに出来る装丁の良さ。
今までの広告コピーの本の装丁は、ギフトであげるような見た目のものって少ないんですよね。
でもこの本は明らかにギフト需要も見据えて作られてます。というか本の中にもプレゼントに送ろう!みたいなこと書いてあるし。(笑)
実際この本もらったら結構嬉しいですし、
特に女性の方は貰ったら喜びそうですね。
ついつい自分の誕生日をみたりしてね。
④いくつか広告コピー紹介します。
せっかくなのでいくつか収録している広告コピーをご紹介します。
- 1/1 ふだんを変える。それがいちばん人生を変える。
新年に相応しい一言ですね。難しいことだけど、新年一発目はこのくらいのパワーのある言葉がいいです。
- 2/14 今日ドキドキしない人は、来月もドキドキしない人です。
ちょっと捻ってあるコピー。広告コピーはちょっとかんがえて「ハッ!」とさせるものも多いので、そこがいわゆる「名言」とはまた違う印象になります。
- 3/28 東京には好きになった人がいる。新潟には好きだった人がいる。
甘酸っぱいような、哀愁漂うような。青春の1ページのような言葉ですね。日本酒のコピーなんですが、素敵です。
他にも様々な広告コピーが収録されています、自分のお気に入りがきっと見つかるはずですよ。
広告コピー本のスタンダードになるような気も。
この本、既に話題になっていてかなり売れてきているようですが、今後の広告コピーの本に影響を与えそうな気がします。フォロワーとかも出てきそうだなあ。
おそらくですが、長い間読まれ続ける本になると思います。
まあ、もともと「365日の〇〇」みたいなタイトルは最近使われがちでしたが…。
それを「広告コピー」と合わせたのが素晴らしいですね。個人的には名言などよりも楽しめました。
みなさんも是非読んでみて、そしてプレゼントしてみてくださいね。
それでは!